2011年7月25日月曜日

第三回観音寺市教育委員会への公開質問状

観音寺市教育委員会へ、中学教科書の採択についての三回目の公開質問状を出しました。

以下がその公開質問状です。






平成23725



観音寺市教育委員会事務局

学校教育課   御中



中学教科書の採択についての公開質問状





 拝啓

梅雨開けの候、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

平素は観音寺市の教育行政に格別のご尽力を頂き、一市民として厚く御礼申し上げます。



さて、先日は、お忙しい中、公開質問状にご回答を頂き、感謝致します。



しかしながら、頂戴致しましたご回答を拝見して、改めて教科書採択委員会の秘密主義、隠蔽主義に驚きました。



公立中学校の生徒達が使う教科書が、非公開の場で決められ、議事録も公開されない。また、議事録も保存期間の5年が過ぎたからとして処分される。すべて秘密主義で行われ、記録も消し去られ、すべてが闇に葬られる。そして、私たち市民には、一体何が話し合われたのか永遠に分からない。

このように、すべてが秘密であれば、そこで何が行われても誰にも分からない。また、一切の事が公にならないから、何があっても誰も責任をとる必要がない。なんという無責任。まことに信じられない事であります。また、恐るべき事であります。





さて、今回頂いた貴教育委員会の回答に付き、分からない所があますので、再度質問させて頂きます。





質問1:観音寺市教育委員会は、この教科書採択における秘密主義、隠蔽主義を正しいと考えておられるか、それとも間違っていると考えておられるか、まず、お答え頂きたい。



質問2:教科書採択委員会は、採択の結果と、なぜその教科書を採択したか、その採択の理由を中学生、中学生の保護者、そして観音寺市民に対して説明する必要があると思われますか、説明する必要はないと思われますか、お教え下さい。





質問3:文部省と県の通達に付いて

<貴委員会回答の引用>

 [回答] 『観音寺・三豊採択地区教科書用図書選定協議会としては、文部科学省初等中等教育局長及び香川県教員委員会教育長の通達も踏まえ、「静謐な採択環境を確保」するために、非公開としています。』<引用終わり>



 上記の、文部科学省初等中等教育局長及び香川県教員委員会教育長の通達がどのようなものであるのか、それらの全文を教えて頂きたい。





質問4:『「静謐な採択環境を確保」するために、非公開としています』との事ですが、貴教育委員会は「静謐な採択環境」は「非公開会議」以外にないとお考えですか。それともほかに方法はあるとお考えですか。





質問5:また、貴教育委員会は、「静謐な採択環境」とは具体的にどういう条件が整えば満たされるとお考えですか。「静謐な採択環境」の条件を教えて下さい。





質問6:報道によりますと、河村たかし名古屋市長の発案で、平成23712日、名古屋市役所の大会議室で『中学校歴史・公民教科書の公開討論会』が行われたそうであります。

     貴教育委員会は、観音寺市において、このような教科書採択について、誰もが参加して意見を述べる事の出来る公開討論会をお開きになるおつもりはありますか。





 以上質問いたします。

 お忙しいとは思いますが、何卒よろしくお願い致します。





 なお、ご回答は、文章にてお願い致します。また、行き違いがないように、ご回答は書留郵便でお願い致します。(返信用切手同封します)



 また、貴委員会からのご回答は、この公開質問状と共に、後日インターネットのホームページに公開し、また中学生の父兄を始め、一般の方にも公開するつもりでありますので、公開を前提にご回答を賜りますようお願い致します。

                                                               敬具





                                                                         



               〒768-0066
          観音寺市 昭和町 1-7-5

岡田 隆志

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